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白紺@CBR954RR ほんとは「最終コーナーキング」とかのほうがカッコいいのですが(勿論頑張ってはいるんだけれども)、
我ながら見事な「直線番長」ぶりだったなぁということで、やや自嘲気味。
店長はじめスタッフの方や気合入ったライダーには「次元が違う」と思わされました。
それでも抜いたバイクが多かったので、店長さんによる基準?タイム2分はいったかな〜
と思ってたのですが、時計は正直でした。くぅ〜残念。
でも、やっぱり事実は事実としてちゃんと知っておかねばね。
ただ終盤さすがに疲れてしまって、お楽しみの直線に焦点を絞って、その他のコーナーでは流してた、、、
いやいや、ちゃんと基準達成目指します、って改修されちゃうやん。あちゃー(ほっ?)
どっちにせよ新しくなったらまた行ってみたいです。

ではレポート、というか覚え書き。長文失礼します。

2003-09-10 かなさんの基地ウイングよしいさん主催のFISCO走行会。
FISCO大改修のため当分走れなくなるとのことでほぼ50台、ほぼ満員御礼状態です。
ちょっと敷居の高いサーキットと思っていたのですが、走れるだけでよい記念。
晴れて蒸し暑く、でも雲は黒く、富士山は姿を現しません。強風がちょっと心配。
幸いに降りもせず、風も徐々におさまりました。
現地に到着すると「留守番」の筈のぶいて〜かなさん、笑顔で登場。
すっかりスタッフに融け込んで、甲斐甲斐しく、もて耐号ほかを磨いておられます。
ああ、ついでに白紺号まで。何から何まですみません〜
なお車載カメラは、落っことした場合の危険性を考えて、店長さんと相談のうえ見送り。
いや、あの風圧を考えれば正解だったです。

3周の慣熟走行後ピットインした後は完全フリー。
効率を考えて、終わるまで回収作業はよほどの場合以外なしとのことなので、
コケちゃったらそこで終わりという、ある意味、自己責任に任された形。
でも結果的に1台の転倒もなかったのは素晴らしい!!!

話は吹っ飛びまして、まず270km/hオーバーの世界。伏せ方が中途半端だと風圧も音もすごい。
前をよく見たいのはヤマヤマですが、勇気をだしてすっぽり潜ってしまえば、はっきりいって平和です。
ただ意外に平和なぶん、のんびりしてしまいそうになること、うっかり顔あげると後ろにぶっとんで
いきそうになることは要注意でした。なんてったって秒速なら75m。
当たり前ですが「ちょっと」の間に随分進んでしまいます。

どこまで開けてていいかは、事前に店長さんに教えてもらっていて
(最高速出てても小屋(目印)までは全く問題なし、その奥の200m看板まで行っちゃダメですよとのこと)
更に余裕をとってましたが、安全マージンというよりビビリです。
心理的には何もない安全なところで眼をつぶって歩くのに似てるかも。何十歩歩いてもぶつかるものなしと
判ってても、十歩ちょっとで眼を開けたくなる気持ちですかね。メーター睨みつつ「いけいけ〜」
なのですが、少しずつ伸ばしていって、私は270ちょっとがある意味限界でした。
でもほんと、直線では申し訳ないほど抜くばっかりで。。。自分を抜いていった人に直線で追いついて
しまうと、どうしようかなあと思うくらい。逆に大抵の「追いついちゃったな〜」は直線まで待てば
絶対抜けるので非常に気分的にラク。楽しいぞ、ストレート。すべて白紺号の力なのですが。

後で考えてみれば、エンジンだけでなく、挙動も実に安定していたのです。
人によっては直線も路面が荒れていて気になるとのことでしたが、954の車体とタイヤのレンスポルト君
のおかげですかね。しかし、夏仕様カウルなしもここでは空気抵抗を増やしてしまったか。
潜り方にしてもちょっとしたことでスピードに影響しそうな世界です。

エンジンと排気音は「くかぁぁぁぁぁぁぁぁ」という普段あまり聞けないトーンがえんえん続きます。
11,000回転で270km/hくらい(レッドゾーンは11,500)。しかし、かなさんにはまだ物足りなかった模様。
外からの音も聞いてみたいなー。マフラーはよしい号と一緒のTSRだけど、そりゃストリート用とレース用
の違いっすよと言ってたら、店長さん曰く「まだ1,000回転は回せるね〜」。
もっと5速で引っ張ってからのほうがよかったようで。
かなさん、もて耐ですごく耳が肥えたとみました。

はっきり言って、高速コーナーが主体で、その合間にシケインが入るというレイアウトは初めてで、
最後までしっくりいきませんでした。那須とは速度域が違います。
(だって那須は1周が1kmちょっと、FISCOは直線だけで1.48km...うわあ〜ウチから駅までずっと直線?)
モテギも立派な本格サーキットですが、幾つかの直線を中速・直角コーナーで繋いでる感じ。
FISCOのように高速で旋回する部分があちこちにあるというのは、筑波の最終もそうなのですけど、
殆ど経験がないのですね。それこそ、そのコース以外では練習できないし、慣れが必要なようです。
中速までできてることをそのまま応用すればよいのでしょうが、これがなかなか、身体がびびってしまう。
レースする訳じゃないので、恐怖と戦いながらというのは置いておきたいのですが、
もう少し954の力を信じて、直線と同じくらいコーナーでもそれを発揮させてやりたいなと思ったのでした。

店長さんの「みんなコーナーでスピード落とし過ぎ。立ち上がりで頑張ってアクセル開けなきゃならなく
なるし、直線のスピードも伸びない。結果的にタイムにも繋がらない」も新鮮でした。
そういえば、特にシケインではつい大きく回りこんで「曲がろう、寝かそう」という感じで行きがち
なのですが、意識的に手前からインとインを繋ぐようにするとスムーズで、スピードも落ちないようです。
ただ「寝かす」のではなく、スピードを保った上でのラインを考えて走れってことですかね。深いです。

結局ピットには一度も戻らず、1時間弱を走りきってしまいました。ちょっと慣れて、
ふと気づいて時計を見たら(メーター内にあるのはほんとに便利だ)、38分という中途半端な時間。
そこからは直線重視?に切り替えてしばらく走り、疲れとほどよい時間が来たので戻りました。
その直後にチェッカーでしたが、占めて104キロ、23〜24周くらいでしょうか、満腹々々です。
なおエア圧は前後ともメツラーサービスさんに2.1kgにしてもらってたのですが、磨耗は予想以上に少なく、
さらっとした感じで意外でした。燃費も10km/Lくらいと案外よかった。やっぱりまだ回し足りないのか?

のんびりしてて撤収が遅くなったついでに、あちこちで写真撮影し、ようやく雲が少なくなって、
富士山が綺麗そうだったので、中央道回りで帰りました。
山中湖近辺は汗が冷えて寒いほどだったのに、東京につくと環8が大渋滞。
相変わらずの熱さにフラフラになりながら、やっぱりカウルとっといてよかったでぇと無事帰宅。

やってることは気楽で贅沢なサーキット巡りですが、それが今一番楽しいのも事実。
遠くのサーキットも一度は足を伸ばしてみたいもの。いつか全部制覇できれば、、、遠大な夢ですが。
同時にやはり、もう少しタイムも格好つくようにしたいですね。


kanya@見学


1:かな白紺さんを見失うの巻
  あり〜なんっかさっきっから白紺さんがいないような・・・。ま・・・まさか・・・・。
  「カ、カウルなしの954って・・・いなくないですか?」と隣にいたショップの人に聞いてみる。
  「え〜大丈夫ですよ〜いますって。さっきから結構走ってますよ〜」
  あ!秋田選手(全日本ST600参戦中)だ!うっっわ〜なんかすっげ〜なんかかっこえ〜。
  「ほら、ぶいて〜かなさん、カウルなし954走ってますよ?」
  え!・・・・。しまった・・・。どうも、白紺さんの前の秋田選手に見とれていたらしい・・・。
  少なくとも3周は見逃しました・・・・。 

2:かな、向こう見ずにもほどがあるが、勢いで白紺先生に意見してみるの巻
  なしぃぃぃぃぃぃぃん、しぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん。(白紺さんストレート中の音)
  ん〜なんか白紺さん周りに比べれば速いんだけど・・・音が・・・なんかいけてない?
  なんかもっとこう、たしぃぃぃぃぃんって感じよね。954って。
  あけてないってことなのかしら?ストップウォッチか〜りて〜こよ〜っと・・。
  カチッ
  8秒・・・そして7秒か・・・・。う〜ん・・・。(暴露失礼いたします・・・。)
  
  「白紺さ〜ん。ストレート確かに速いんですがぁ。音がなんかいまいちでしたぁ。」
  ・・・・今考えても・・・・度胸のあるコメントだったとドキドキします・・・。
  失礼いたしました・・・・。

> かなさん,ほんとにお世話になりました.一人で淋しくなくてよかったです.
 お世話なんて・・・とんでもない・・・・。
 どうか、私を許して、今後も温かいおつきあいをお願いいたします。

しかし、さすが、周回王はやることがちがいます。
かなは疲れて車の後部座席を占領し、ぐ〜寝て帰りましたが、
白紺先生はどうやら、富士周りをプラプラツーしてお帰りになったという噂・・・・。すげ〜体力です。


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